2015年03月03日

それでも生きる

本日は昨日に引き続き、沼津市にてお庭の手入れを行いました。
本日で無事手入れを終わらせる事ができました!
さてさて、お庭の隅っこに立派なタブの木がありました!


幹が大きく空洞化していて、ほぼ樹皮だけになっていましたが、元気に生長していました!
お宅の方の話だと、昔戦時中に焼夷弾(しょういだん)が落ちて、その戦火で焼けてしまって、空洞になってしまったとの事でした。
凄くないですか!?
この木はどんな時代の景色を見てきたのだろう?
と考えてしまいました。
傷を負ってなお力強く生きている姿は、さながら
名も無き銘木のように思えました!
専門的な話だと、昨日お話したような不定根が発生していないので、強度的にも、樹勢的にもやや不安なところがありました。
定期的な剪定によって、あまり枝葉を茂らせずにして、風当たりの負担を軽減してあげる事も、倒木を防ぐ一つの方法です!
身近に歴史を語ってくれる樹木たちを大切にして頂きたいですね!

以上 牧野でした。
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